2005年 2月12日特別活動 「椎茸菌打ち作業」 


 
 昭和30年代以前の里山林は、20〜30年毎に伐採され萌芽更新で常に若返りを繰り返していた林ですが、昭和30年代のエネルギー革命以降、林は伐採されずに今日に至っています。
 オアシスの森のコナラやアベマキは、今や10数メートルにそびえ立ち、過熟林になっています。これらの木々が寿命を迎える頃に森林の崩壊となる可能性もあります。それで、1月の定例会で実験的に萌芽更新区域を作りました。その折にコナラ材が出ました。コナラ材は、椎茸のホダ木に適しています。
 コナラ材を道具小屋まで運び、青空の下電気ドリルを唸らせて種菌を打ち込む穴をあけました。タテ列15cm間隔、列間は3cmくらいになるよう小気味よく木くずを飛ばして穴をあけ、種菌を次々と打ち込んでいきました。午前中に500個打ち込みました。菌を打ち込んだ木は、棒積みにしてシートを掛け仮伏せにしてあります。1〜2ヶ月後、組み替えて木伏せにします。
 細い原木では運が良ければ来年の春、他の木は再来年の春に椎茸を出してくれるでしょう。再来年の萌木まつりでは椎茸の竹炭焼きを賞味できるかも・・・。


(伊藤 晶子)


椎茸ホダ木づくり

ドリルで穴開け


駒菌打ち


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