11月14日曇り、朝9時に集合。まず古澤講師から、オアシスの森の鳥の生息状況をお話ししていただく。平成10年から15年の間に確認された種類は86種で、16年10月31日の調査ではその内の21種を観察された、とのこと。この森は鳥にもオアシスになっています。 8月の定例活動で行った巣箱づくりに特別参加されたコイズミ産業から6名の方も加わって、各自が数個の巣箱を持って出発。 以前掛けておいた巣箱を長い竹竿の先に引っかけて降ろします。箱を開ける瞬間がワクワクドキドキです。最初の箱は直径3センチの入り口がすり減って、少し大きくなっていました。中にはミズゴケがびっしりと敷き詰められ、真ん中は見事な丸いくぼみができ、羽毛も残っていました。幸せなシジュウカラの家族(?)に利用されていました。 古い巣箱は修理のために持ち帰り、新しい巣箱を掛けました。このように次々点検していくと、以前掛けておいた9個の内、6個はシジュウカラに利用され、ほかは冬眠中のアシナガバチ、ドロバチ、スズメバチ、ヤモリに利用されていました。利用率の高さに気をよくして、今年は17個を掛けました。 私たちが楽しそうに点検しているので、散歩中の家族2組も加わって、森の中を賑やかに行進です。巣箱が降ろされると、子どもたちは我先にと覗き込んでいました。ヤモリを見て、家で飼いたいと親に交渉している子もいました。高い枝に巣箱を掛けるのは結構難しく、二度三度と失敗した後成功すると大拍手です。 来年の巣箱かけには是非皆さんも参加して下さい。 |
(伊藤 晶子) |
巣箱のスズメバチの巣 |
コケと毛でできたシジュウカラの巣 |
巣箱からヤモリ登場 |